他人が無断で土地を使っていたり、放置していた家を使っていたりする場合には、明け渡しを請求することができます。正当な権利において「出ていってくれ」と要求できるわけです。
ただし、例外的に、あまりにも長年にわたって他人がその場所を無断使用している場合には、時効が成立してしまい、所有権がその人に移る可能性もあるので注意しましょう。
自分の所有する土地に、まるで見ず知らずの他人が建物を立ててしまうこともあります。その場合にも、それがいくら立派な建物であれ、それを撤去させ、土地を明け渡すよう請求することができるので、無断使用者の対応に困ったときには弁護士に相談しましょう。