DV(ドメスティック・バイオレンス)は深刻な問題です。すぐに各都道府県に設置されている「配偶者暴力相談支援センター」に連絡し、被害の相談をしてみてください。
内縁の解消は自由にできますか? また、解消するとどんなことがあるのでしょう。
婚姻届を出している夫婦とは異なって、内縁の解消は、自由に行うことができます。
内縁とは、どういう状態のことなのでしょうか? どんな効力があるのでしょうか?
法的な婚姻関係にはなく、その届も役所に提出していないものの、男女が婚姻の意思を持って実際上は夫婦生活を営んでいる関係を、「内縁」と言います。最近では、「事実婚」という表現も一般的です。当事者が意図的に婚姻届を出さない夫婦関係のこと、という言い方もできるかもしれません。
婚約破棄で無駄になった式場の料金などは、相手に請求できるのでしょうか?
可能です。婚約破棄により被った「財産的損害」は、慰謝料とは別に、また請求ができます。婚約破棄により被る財産的損害としては、次のようなものが考えられるでしょう。
婚約破棄というのは、具体的にどういったことなのでしょうか?
婚約を結んだ男女のいずれかが、当事者の一方的な意思表示により、その約束を解消すること。それが「婚約破棄」です。男女の間で、一度取り交わされた婚約が考え直されるということはよくありますが、そういった婚約解消のうち、正当な理由のない一方的な婚約破棄については、債務不履行、不法行為といった法律問題に発展することがあります。
「婚約」とは、具体的に、どういった内容のことを言うのでしょうか?
当事者間の合意に基づいて、「将来結婚しよう」と約束することを、婚約と言います。
マンションの上階からの水漏れに困っています。どう対応すればいいでしょうか?
水漏れの原因が共用部分にあるか、専用部分にあるかで訴える相手が異なってきます。
今度、隣にマンションが建つことになりました。日当たりが悪くならないか心配です。
日当たりを受ける権利のことを、「日照権」と言います。隣にマンションが建つ影響によって、これまでのような日当たりが失われ、日陰になる場合、日照権が侵害されているのではないか、という問題が生じます。
祖父から相続した農地があるのですが、管理しきれません。売ることはできますか?
農地は「農地法」という特別な法律で規定されており、自由に売買はできません。相続した農地が管理できないという理由で手放す場合も、知事の許可を待つ必要があります。
隣地の所有者から境界がおかしいと苦情が来ています。どう対応すればいいですか?
境界のトラブルは、よく法律事務所に持ち込まれる住宅問題のご相談の一つです。所有権、地番などなど、そのケースは様々ですが――まず、境界のトラブルを解決するためには、問題となっているのがどのような意味での境界なのか、それを明確にする必要があります。