参照元: 子どもが事件を起こしました| 京都はるか法律事務所
少年事件とはいえ、それが刑事事件である以上、たとえば主には離婚や相続問題などの民事案件を主に取り扱っている弁護士には、あまり多くを期待できません。そして少年事件には単に刑法だけでなく、少年法も絡んできます。やはり少年事件について経験豊富な弁護士の方が安心できるのは、言うまでもないことでしょう。
もし身近に親しい弁護士がいるのだとしても、少年事件専門の法律事務所に問い合わせてみる方がいいかもしれません。親しい弁護士が刑事事件に精通し、少年法を熟知しているとしても、大事なのは実績です。未成年者とのコミュニケーションの取り方、子供の将来まで考えた対応は、弁護士も経験から学ぶしかありません。少年事件を多く経験している弁護士は、事務的な部分以外でも、精神面から子供の支えとなり、より良い弁護ができます。
具体的には、事件を起こした少年、またそのご両親とも打ち合わせして、まずは被害者への謝罪、示談交渉を進めていきます。被害届を出されそうになれば、それを思いとどまったもらうために交渉し、もし警察が動き始めても、示談交渉中であることを説明し、また逃亡のおそれはないので少年を逮捕して家族から引き離さないように訴え、働きかけます。