ご紹介:会社破産の手続きで経営者の再出発を支えます。【会社破産.com】
M&AとはMergers & Acquisitionsの略で、直訳すれば合併と買収です。M&Aを利用した再生の例をいくつか見てみましょう。
M&Aによる会社再生の例
M&Aによる再生には、例えば自社の債権のために必要な経営資源を取り込むべく、ある会社を買収し、合併する方法や、自社の経営権そのものを、経営が好調な企業に買収してもらうことにより、事業および従業員の雇用を継続してもらう方法があります。
また合併以外でも、経営が好調な企業の子会社となり、資金を融通してもらうことで債権を図っていく方法も考えられます。民事再生等の手続きを行った場合、銀行からの融資などが困難になる可能性がありますが、再生手続きと同時にM&Aを行うことで、資金繰りの問題が解消されます。
また再生計画においても業績好調な企業との合併によって、早期に債務が弁済されることが期待できるでしょう。ただし相手の会社に吸収合併されるような場合、経営層は経営権を失うことになりますし、株主も場合によってはその地位を失う可能性もあります。
子会社として業績好調な企業の傘下に入る方法であれば、資金繰りの問題は元より、経営権もそのまま維持される可能性があります。ただし株主の構成が変化するので、株主が従来通りの地位を維持できるかどうかは不透明であります。また、子会社となる以上は親会社の意向に沿った経営を行っていく必要がありますので、従前のような経営に関する決定権はある程度制限されてくる可能性もあります。