参照元: 経営者(代表者・社長)の破産後の生活はどうなるのですか? - 会社破産.com
会社を自己破産しようと考えている方が、恐らく想像しているであろう、あらゆる疑問と不安に、まとめてお答えします。
まずは、「人に知られないか」という点です。名誉に傷がつくのだけは避けたいという気持ちのために、破産をためらってしまう人も多いようですが、どうかご心配なさらずに。その事実が周知されることは、まずありません。破産者の情報は官報に掲載されるのですが、官報を読む人というのは本当にごく一部だけです。
また、離婚をしなければならないこともありません。パートナーが保証人になっていない限り、借金が伴侶にまで及ぶことはないので、これまでの人生を共に歩んできた人と別れることはないのです。また、海外旅行が出来なくなる、とも言われますが、これもただの噂です。破産手続き中は確かに海外に出ることは限定されますが、破産後は自由です。一般的に破産後の生活が貧しいものになりがちなことから生まれた「風説」なのでしょう。
取立についての不安を抱えている方も弁護士に相談してください。債権者からの厳しい突き上げを恐れて破産に踏み切れない方も多いようですが、弁護士が受任通知書を債権者に送付した時点で(すなわち、弁護士にすべてを任せた時点で)、すべての取立が止みます。
破産後の生活は、確かにいろいろな面でシビアな部分もあります。しかし、そこにあるのは「地獄」ではなく、むしろ「救済」です。心の解放のためにも、どうかご決断を――。