参照元: 会社を倒産させるにはどうすればよいですか|千葉の弁護士 みどり総合法律事務所
経営難に苦しむ会社が破産を避けて事業と続ける方法は、2つです。すなわち「会社更生」か「民事再生」です。
いずれも現実的な方途として、破産回避のために考え得る方法です。
まず「会社更生」についてですが、これは株式会社のみを対象とするものです。なんとしても事業を維持すべく、再生計画・更生計画を綿密に立てます。そのプランに従い、債権者や株主、その他利害が発生する取引先との関係を調整し直します。これまでの経営者は辞任し、新たな経営者を立てなければなりませんが、事業は継続できる可能性があります。
もうひとつの「民事再生」とは、会社の資産は残したまま、取引先に大幅に借金を減額してもらい、残った債務を分割して返していく方法のことです。しかし、これには無論、債権者の同意が必要な他、その再生計画が本当に現実的かどうか裁判所の厳しい審査を受けます。結果として認可されないことも多いですが、ともあれ、民事再生(あるいはその他の方法での事業維持)を目指す上では、弁護士の助けが必要となるシーンも多いでしょう。信頼できる専門家を探すところから、事業継続のための戦いは始まる、とも言えますね。