「敷金」「保証金」とは、建物を借りるときに、「損害保証金の担保」として支払うお金のことです。もし退去時に滞納した家賃や、修繕すべき箇所がある場合には、この中から額が引かれることになります。残額は借主に返還されることになります。「礼金」とは、入居時に大家さんに支払う謝礼金のこと。したがって礼金は一切返還されません。地域によっては礼金の習慣がないこともあります。
不動産
借地契約とは何なのでしょうか? いくつか種類があると聞きました。
地代を払い、他人が所有する土地を、建物利用を目的として借りることを、「借地契約」と言います。借地契約には契約を締結した時期(いつ契約されたか)によって適用される法律が「旧法」「新法」の2種類あり、旧法と新法では、契約期間と更新の期間などが異なります。また新法には、「普通借地権」の他に「一般定期借地権」「建物譲渡特約付借地権」「事業用定期借地権」の4種類があります。
借地上の立てた建物の老朽化が進んでいます。地主の承諾を得ず増改築できますか?
借地上の建物の増改築は、所有者が自由に行うことができます。ただし、契約時に増改築などを制限する取り決めを交わしている場合には、地主の承諾が必要です。建替えや増改築に関して地主の許可が必要な場合、その承諾料の相場は、更地価格の2~5%程度とされています。
借家契約とは何で、どのような種類があるのでしょうか?
建物の賃貸借契約のことです。「普通借家契約」と、「定期借家契約」があります。普通借家契約は原則として1年以上の契約で、更新が可能。定期借家契約は1年未満でも契約できますが、更新はできません。その家に住み続けたい場合には再契約が必要となります。
マンションの上階からの水漏れに困っています。どう対応すればいいでしょうか?
水漏れの原因が共用部分にあるか、専用部分にあるかで訴える相手が異なってきます。
今度、隣にマンションが建つことになりました。日当たりが悪くならないか心配です。
日当たりを受ける権利のことを、「日照権」と言います。隣にマンションが建つ影響によって、これまでのような日当たりが失われ、日陰になる場合、日照権が侵害されているのではないか、という問題が生じます。
祖父から相続した農地があるのですが、管理しきれません。売ることはできますか?
農地は「農地法」という特別な法律で規定されており、自由に売買はできません。相続した農地が管理できないという理由で手放す場合も、知事の許可を待つ必要があります。
隣地の所有者から境界がおかしいと苦情が来ています。どう対応すればいいですか?
境界のトラブルは、よく法律事務所に持ち込まれる住宅問題のご相談の一つです。所有権、地番などなど、そのケースは様々ですが――まず、境界のトラブルを解決するためには、問題となっているのがどのような意味での境界なのか、それを明確にする必要があります。
欠陥住宅問題で損害賠償請求する場合、具体的にどんな流れになるのでしょうか?
まず、本当に裁判でしか解決できない事案なのかを判断するところから始まります。
欠陥住宅の相談事例には、どのような種類があるのでしょうか?
欠陥住宅、また瑕疵として相談事例が多いのは、次の通りとなっています。