具体的にどれだけのメリットがあるか、その大きさは案件(と、その状況)によって異なるものと思われます。しかし、一人で悩んでいるよりは、確実に良い効果があるはずです。現実的な部分でもそうですが、精神的な部分でも、プロに話せば、解放感が得られるはずです。
債務整理
お金を貸している相手が、債務整理を申し出てきました。どう対応すべきでしょうか。
債務者が債務整理を弁護士に依頼したとなると、貸しているお金が丸々回収できる可能性は非常に低くなります。回収できたとしても、全額のごく一部となることが多いです。
しかし、完全に諦めることもありません。たとえば、相手が自己破産すると告知してから実際に手続きが始まるまでには、ある程度の時間がかかります。それまでの間に、債権の一部は回収できるかもしれません。弁護士に依頼して、ぎりぎりまで粘ってみましょう。
ヤミ金から借りたお金はすべて返さなくてはなりませんか?
Q. 切羽詰って、気の迷いでヤミ金からお金を借りてしまいました。取り立てがとても厳しくて、辛いです。利息も高くて…やはり、すべてを返す以外に方法はないのでしょうか?
A. 原則として、ヤミ金から借りたお金を返す必要はありません。すぐに弁護士に相談しましょう。取り立ても直後に止むはずです。出資法が規制する年率29.2%を超える利率での貸金、支払要求、受領といった行為は犯罪で、そのような業者は厳しく取り締まられています。
自己破産をすると、選挙権がなくなる、などの噂を聞くのですが、本当でしょうか?
いいえ、自己破産をしても選挙権を失うことはありません。
どうにも自己破産には暗いイメージがつきまとっているようです。しかし、決して破産は「人生の終わり」などではありません。借金生活から解放され、生活を再建し、立派に再出発する方もいます。次のような「噂」もいろいろありますが、嘘もあれば、本当のこともあるので、そのまま真に受けず、一つひとつ理解して、前向きに検討してみましょう。
過払い金は、請求すれば必ず返還してもらえるのでしょうか?
基本的には返還してもらうことができます。しかし、場合によっては、一部を返してもらうことができなかったり、また、丸々返してもらえなかったりすることもあります。
弁護士に過払い金請求について相談すると、その後はどんな流れになるのでしょうか?
弁護士に過払い金請求の依頼してからの経過については、次の通りです。
過払い金を請求すると、信用情報にキズがつくという噂を聞きました。本当ですか?
信用情報にキズがつく――すなわち、金融機関で共有されているブラックリストに載るかどうか、ということですが、これは一概にどうとも言えません。その他、「過払い請求をするとこんなデメリットがある」と噂されていることについて、3つご説明しておきます。
亡くなった母の過払い金は請求できますか?
Q. 亡くなった母が以前利用していた消費者金融に、どうやら過払い金があるようです。息子である私が請求できるでしょうか?
A. 可能です。過払い金の請求権を相続し、お子さんから請求することができます。
その他、このような特殊な例で過払い金が請求できるのかどうか、ケース別にいくつかお答えしましょう。
既に完済した借入でも過払い金を取り返せますか?
Q. ずいぶん前に借りて、今は完済した借入について、どうやら過払い金があるようです。はっきりとしないのですが…弁護士に相談すれば、取り返せる可能性はあるでしょうか?
A. 「(過払い金が)あるかもしれない」という程度の感触でも問題ありません。そのような心当たりがあるなら、無料相談を利用して、過払い金請求の案件を数多くこなしている弁護士(法律事務所)に話をしにいってみるといいでしょう。
「ずいぶん前」ということですが、それなら、“なるべく早め”の行動をお勧めします。というのも、過払い金の請求権は、完済してから10年経つと、消滅時効にかかるからです。
過払い金の返還請求は、弁護士に相談するべきでしょうか。
結論から言えば、過払い金の返還請求は、弁護士に依頼すべきです。
過払い金の返還請求は、個人でできないこともありません。検索してみればそのような情報もいろいろと出てくるでしょう。